「鬼の小刀」を京都の鍛冶屋さん「京小鍛冶祥啓」さんに造ってもらったよ!-Ogre’s Little Kanata-

“The Blacksmith”

鬼に関するアレコレを集める鬼ヶ島プロジェクト、今回は「鬼と刀鍛冶」という話にちなんでリサーチを進めるうちにたどり着いた、とある鍛冶屋さんにフォーカスします。

「鬼と刀鍛冶」という昔話は、村で評判の美しい娘を嫁にやりたくない刀鍛冶が、娘を取られたくないので「朝までに刀を千本作れるならば、娘を嫁にやって良い」と不可能な事を言い、その美しい娘に一目惚れした鬼が口から火を吹き、怪力で見事に千本の刀を一晩で作り上げようとする話です。

古くから鍛治師の仕事、つまり「火」を扱う事と「鬼」の結びつきは強く、「鬼火」という言葉や、祭りで鬼を追い払う事の象徴として全国各地で「火」が用いられています。

そんな鬼と火と結びつきのある「鍛冶屋」さん、鬼ヶ島プロジェクトのために鬼の小刀を造って欲しいとお願いしたのは、火造り刃物にこだわり日本の刃物を造る、京都の鍛冶屋「京小鍛冶祥啓」の船木祥啓さん。船木さんは「古いもの、古の時代の技術を感じさせるものが好き」と昔の鉄を使ったり、古い物を大事に刃物作りをされている鍛治師さんです。「昔話を語り継ごう」を体現しているような船木さんの古き良き日本を大切にする心意気に惚れ、連絡をしてみました。船木さんに工房を撮影させて頂けないか?とお願いして、忙しい中時間を取って協力して下さって本当に良かった。

鍛冶屋さんには小さい頃からかっこいいなと憧れて、見学ができる時は目を輝かせて見ていた僕なので、本当に作る姿がカッコよくて夢中でカメラを回しました。多分映像からもそれが伺えると思います。古い鉄や昔ながらの製法にこだわって刃物を造っている船木さんの素晴らしい鍛治仕事とそのかっこ良さを、是非映像でご覧ください。↓

●京小鍛冶祥啓

古い鉄、日本の古い物作りを大切に、素晴らしい刃物を造る船木祥啓さんの刃物は↑


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